見た目だけを重視した映え料理、 接客や店の雰囲気にまるで目が向いていない飲食店、 世の中にはまずいものがあふれている。 おいしくて、あたりまえの世の中を夢見て、 僕らモリヨシは、製麺会社の枠を越える。 製麺会社のくせに、と言われたとしても。
人は食べて生きていく。 おいしくても、まずくても。 初めておやじと飲んだ夜、しめに食べた中華そば。 高3の夏を締めくくった、涙交じりのお好み焼き。 初デートの沈黙から救ってくれた、夜景が綺麗なイタリアン。 おいしいは記憶に残り、その先の人生を豊かにしてくれる。 だからこそモリヨシは、おいしくて、あたりまえな存在でありつづける。